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今回は、
たたら祭りのキャラクター”たたらん”を描いた
『うさみのぶこ』さんです。
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■■■川口の街中に広がる癒しの「ゆるキャラ」
■■■■■■■おばあちゃんになっても輝いていたい
たたら祭りのイメージキャラクター”たたらん”は、「たたら」から生まれた炎の親子のかわいい妖精です。
そのキャラクターを描いたのが、川口在住の主婦イラストレーター・『うさみのぶこ』さん(61歳)。
「お買物は私の街で川口で」「夢みる商品券」、「商店街キャラクター」など、川口の街中には、うさみさんのほんわかとした可愛いイラストがあふれています。
見る人を楽しく幸せ気分にさせてくれる、癒しの「ゆるキャラ」。
川口総合文化センター「リリア」のイメージキャラクター・ゆりの精「Lilian」も、うさみさんの作品です。
最近は各地の自治体でも「ゆるキャラ」ブームですが、うさみさんは元祖「ゆるキャラ」!
そんなうさみさんが、還暦を記念して昨年、初めての個展、『想い出の記憶★川口の歴史の中で』を開催しました。
川口をこよなく愛する、うさみさんの作品展は、9月に川口市役所ロビーでも開催されます。
そこで可愛い「ゆるキャラ」を描く、うさみさんの素顔をインタビューをしてみました。
第30回たたら祭り
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ハト豆:
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『たたらん』のイメージキャラクターを作るきっかけは?
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うさみ:
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6年くらい前だったかな、たたら祭り実行委員会から、「小さいお子さんにも楽しく参加してもらいたいので、何かイメージキャラクターを考えていただけませか」って、お話を頂いたんです。
それで、カメラとメモ用紙を持って、知り合いの鋳物工場に行って見学させてもらったんです。見ているうちにイメージが湧いてきて「そうだ!キャラクターと言っても、川口市が繁栄してきたのは、この鋳物の工場があったからなんだから、これをたたら祭りのイメージにしよう」って決めたんです。
『たたらん』という名前は、最初に決めてたんですけど、1500度位に溶かされた鉄(湯)から炎が出てくるんですが、その炎の妖精を作ろうってひらめいたんです。それでいろいろ試行錯誤して、炎のお母さんと炎の子どもを作ったんです。
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ハト豆:
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『たたらん』って炎の親子なんですね。
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うさみ:
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小さい子にも「なんでお母さんと子供なの?」って、よく聞かれるんですよ。
湯を沸かして型に入れて、それから砂をかけて徐々に温度を下げて行くと、最後の方の残ったところから、時々「ぽっ、ぽっ」って花火のような光が出るんですよ。それが夜8時くらいになると煙突のところから、ふわ〜んって夜空に飛んでいくのが見えるんです。
最初、お母さんの炎が出てきて、ほわ〜んって空中を漂うんです。
次に小さな炎が出てきて「お母さん、待って!」って言うと、お母さんのたたらんが「ぼうや、こっちよ。いらっしゃい」っていうんです。そして、子どもがお母さんの頭の上に空中で合体して、2人で仲良く川口市内をずっと飛び歩いているというイメージです。
いつまでもたたら祭りが繁栄してくれるといいなと思って、作ったんです。
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ハト豆:
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素敵ですね。他には、どんなキャラクターを作られたんですか?
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うさみ:
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『たたらん』の他には、西川口東口の商店会の『Nesくん』、ふじのいち商店会の『ぴっころくん』、川口総合文化センターの『Lilian』ですね。
『ぴっころくん』の場合は、富士山の三角をモデルにしてるんですが、「商店街を元気にしよう」という事で依頼を受けました。
それで一回逆さまに世の中を見てみたら、発想も変わってくるんじゃないかなと思って、子どもが股の間から覗いているキャラクターにしました。
イタリア語でピッコロっていうのは小さいとか可愛いという意味なので、この商店街には合ってるなあと思って、「ぴっころタウン・ふじのいち」にしてキャラクターを『ぴっころくん』にしました。老舗の和菓子屋さんなんか『ぴっころドラ焼き』を作ったりしてして、『ぴっころくん』も結構活躍してます。
『Lilian』の場合は、川口市の花がゆりなので、ゆりの妖精にしました。リリアンにも、いろんな妖精がいるんです。バイオリンを弾いてたり、チェロを弾いてたり、太鼓を叩いてたり・・。
バッチになっているのは、基本的なリリアンです。シールにはいろんなリリアンがいるんですよ。
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ハト豆:
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キャラクターもいろんなグッズになっているんですね。
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うさみ:
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たたら祭りのたたらんはTシャツになったり、うちわやバッジになっていますね。Tシャツは安い(500円)し、洗濯しても形がくずれないってわりと好評なんですよ。
キュポラのサポートステーションに行くと売ってるんですけど、可愛いって何枚も買ってく人がいるみたいね。
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ハト豆:
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イラストレーターが本職なんですか?
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うさみ:
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それが違うんですよ。
趣味にちょっと毛が生えたようなものかな。最初は、サンテピアとか保育園とか公民館なんかで「描いて」と言われて、模造紙に手描きでハケで描いたり、ポスターを描いてたりしてたんです。それが、だんだんみなさんの目に留まるようにようになって、いろいろ頼まれるようになったんです。
10年程前からはパソコンを導入して、パソコンで絵を描き始めたんですね。そうしたら、ハケで描くより手も汚れないし、データも保存できるので、今はパソコンのマウスで描いてるんです。
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ハト豆:
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じゃあセミプロなのかな?
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うさみ:
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プロっていうのはお金を頂いて、それで生活してる人だと思うのね。
私は、インク代とか、かかるので謝礼を頂いてるというレベルです。
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ハト豆:
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川口でイラストを描き始めて何年?
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うさみ:
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10年くらいかな。
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ハト豆:
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子育てが終った後ですか?
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うさみ:
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そうね。
子育てが終って、まだ子どもは独り立ちしてなかったけど、一応手が離れて、ちょうどやりたいなあと思ったときに世の中がゆるキャラに目がいくようになってきたんですね。
「ヘタでもいいんだよ。ヘタな方がいいんだから。またヘタな絵頼むね」って言われたのが最初なんです。
「ヘタな絵ならおまかせください」って感じでやってたのが、だんだん今日に至ったというわけです。
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ハト豆:
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イラストの勉強はされていたんですか?
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うさみ:
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いえ、全然したことないんですよ。
学生の時は、よくノートの端くれに絵を描いたり、先生の似顔絵を描いたりしてました。絵は好きでよく描いてましたね。
子どもが生まれてからは、紙芝居を作ったりしました。ダンボールに紙を貼りつけて、近所の子を集めて、よく紙芝居をやってました。
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ハト豆:
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展覧会をされたそうですね。
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うさみ:
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去年の3月に『茶色の小びん』で、自分の60歳を自分で祝って「想い出の記憶」という展覧会をやったんです。
1年ぐらい前から準備をして、33枚描きました。
そうしたら、それを見に来てくださった岡村市長さんが、「自分も同じような年代だから懐かしい」と言ってくださったんですね。それで、去年の「盛人式」にも5まいくらいのパネルに展示させて貰いました。
みんな想い出を共有できる50歳、60歳の方たちばかりですから、「こんなときもあったよね、懐かしい」と人だかりが出来ていて嬉しかったですね。
その後、いろんな方々から頼まれて、展示は7回位、あっちこっちでやりました。今度、川口市役所にミニギャラリーができたんですよ。
そこでも、9月1日から12日まで展示をします。
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ハト豆:
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絵はがきも作られたんですね。
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うさみ:
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ギャラリーで展示したときに勧められて、絵はがきにしました。ちょうど3月でお別れのシーズンだったんです。
学校とか幼稚園の先生が「ささえてくれてありがとう」というのを子どもたちにあげたいというので、この絵はがきは随分活躍しました。
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ハト豆:
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イラストを通じて世界が広がりましたか?
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うさみ:
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そうですね。それまでは家庭のこととか食事のことばっかりだったのが、いろんな知り合いが増えて、見る世界が広がりました。この10年、随分成長したなあと思いますね。(笑)
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ハト豆:
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これからの目標は?
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うさみ:
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私、孫が2人いるのね。
私の理想は添加物のない美味しい食事を作ってあげて、「おばあちゃんが作ったご飯よ。美味しいわよ」って、この絵のように孫と私で食卓を囲むの。
それが私の理想なの。
私の描いた「想い出の記憶」は一応60歳で止まっちゃってるんだけど、この続きをいま少しづつ書きためているところなんです。60歳以降の『うさみおばあちゃん』がどういう風に世の中を見て、どういう風に描いているのか、また発表できたらいいなと思ってます。
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ハト豆:
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今日はありがとうございました。頑張ってくださいね。
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