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《この講座で、あなたもザリガニ博士になれる!》
会場はもうわいわい、楽しそうな雰囲気で満ちている。
やっぱり夏休み中だから、親子で参加が多いようだ・・・と思いながらあたりを見渡すと以外に年配のおじさん、おばさんもいる。
みんな環境に関心があるんだなあ。
第1部の講習。
「ザリガニものがたり」と題して、講師は埼玉県環境教育アシスタントのザリガニ博士・三浦青児さん。
「みなさん、ザリガニをつったことありますか?」
「あるー!」元気に手をあげる子供たち。
昔の少年、少女たちも「よく小川や田んぼでザリガニつりやったよ」
「私、ザリガニ食べたことある」などと懐かしそう。
「みなさんはこの植物の名前を知っていますか?」
アメリカオニアザミを手に、「もともとそこに住んでいた生物、在来生物が外来生物によって自然の生態系が崩されて、日本古来の生物が絶滅の危機にさらされてる」と環境問題から講座がはじまった。
「たしかにそんな話をよく聞くよ」
「日本は外来種天国といわれているんだって」
「日本だけでなく世界各地に住む生き物は、長い時間かけてその環境に合うように進化してきたのに、それをよそから入ってきた生物によって、自然の生態系がこわされてしまうのは生物にとってもよくないことよね」
みんな熱心に講師の話に耳をかたむけている。
日本には動植物を含めて約2000種類の外来生物が生息しているという。
そのトップにあげられるのが、「アメリカザリガニ!」だ。
アメリカザリガニは83年前に食用のウシガエルの餌としてアメリカから輸入されて、日本ついたときには、わずか20匹しか残っていませんでしたが、すぐにたくさん増えていった。
でも、どうして環境も違うのにそんなにすぐ増えていったんだろう?
「日本にはアメリカの川や池ににた場所がたくさんあったことや、アメリカザリガニを食べる生き物が少なかったせいらしいよ」 それよりもびっくりしたのはザリガニは、なんと一日で4kmも移動するという。
アメリカザリガニが広範囲に生息するわけが納得した。
日本に棲むザリガニはニホンザリガニ、アメリカザリガニ、ウチダザリガニの3種類。 ニホンザリガニの体長は5cmほどで、両眼の間の突起が鈍角。アメリカザリガニ(外来種)の体長は10cmほどで、両眼の間の突起が鋭い。
ウチダザリガニの体長は15cmほどでハサミの付け根が白色が特徴だ。
食べ物はヤゴ(トンボの幼虫)、池や川の小魚、落ち葉や水草など。
ザリガニ博士・三浦さんは「ザリガニの仲間は世界中にいるけど、里山(里川)がなくなると生きていけない。在来種が守られ豊かな生物を育んでいくために、自然の里山をつくっていきましょう」と講座をしめくくる。
続いて「ザリガニクイズ」の講師はビオトープ管理士の戸沼雪江さん。
みんなを飽きさせない楽しい話術でクイズを盛り上げる。
問題は全部で8問。ザリガニについてのクイズの回答と、「アメリカザリガニはこれからどうしたらいいか」
みなそれぞれに環境・自然の生態系について考えをまとめ発表した。
「外来生物を駆除し環境を整備し、いろいろな生き物が棲めるようにする」
さすがに環境講習会に参加する人はすばらしいと感心。
パチ、パチ、パチ!クイズ正解で見事「ザリガニ博士」に選ばれたのは小学4年生の男の子とその昔にザリガニつりをして遊んだだろう中年の女性の方でした。
さあ、いよいよお待ちかねのザリガニとり!
そのまえに釣り竿づくりです。餌はスルメイカ。大人も子供もみんな、ニコニコ楽しそう!

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