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ハト豆ねっと


おしゃべりインタビュー



ハト豆記者のおしゃべりインタビュー!

今月のおしゃべりインタビューは
茶色の小びんの
 『岡田治美さん』です。



あきらめなければ夢は叶う
地域のみなさんに支えられて13年
ジャズライブもやってます




コーヒー&キッチンのお店『 茶色の小びん 』 は西公民館の隣にある小さな可愛い素敵なお店です。
美味しい珈琲とお料理、ギャラリーには素晴らしい作品が飾られ女性が大好きな手作り小物もいっぱい!
オーナーの岡田治美さん(65歳)が、この店をオープンさせたの2000年の夏。
自宅の建て替えを機に、主婦だった岡田さんが長年の夢を叶えて実現させたのです。
今では、地域にはなくてはならないコミュニティの場となり、地域の人たちに愛される憩いの空間でもあります。
9月8日には、川口のシンガーソングライターの工藤慎太郎さんを迎えて、ジャズライブを開催予定。
そこで岡田さんにインタビューしてみました。



ハト豆: 「茶色の小びん」をはじめられたのはいつですか?

岡 田: 2000年の8月がオープンですから、私が52歳のときかな。
昔からの夢だったんです。

ハト豆: 喫茶店をやるのが?

岡 田: そうなんです。
最初は女の子のホントの淡い夢だったんです。
それが、ずっ〜とどこか脳裏にあったんでしょうね。
40代になったときに、人生は1度きりしかないんだから、自分の夢を一回実現してみようかなという気になったんです。
昔からやってみたかった夢と、ここは場所的にも川口駅に近いし、いつか開発に引っかかるということと、全部それが一致したんですね。



ハト豆: 何かお仕事はされていたんですか?

岡 田: それまでは学校の給食や校務をやってたんですが、何か目標を持った方が頑張れると思ったんです。
そのうちにここを建て替えることになって、主人に「やらせて」とお願いしたら、「素人の主婦に何ができるんだ!」って、最初は猛反対されました。
「そういうところにも働いたことがないし、やるんならしっかりリサーチしてみろ」って言われて、今から考えると怖いもの知らずだからできたのかなと思いますね。(笑)
そのうちに主人も根負けして許してくれて、おばあちゃんもいたんですが、おばあちゃんは反対しなかったんです。
主人の父親が、ここは場所的には何か店をやるといいと言ってたらしいんです。
だから反対しなかったと思うんですが、それでようやく実現することになったんです。
中学をやめる時には、校長先生が「夢が実現することになって、やめることになりました」と生徒の前で話してくださって、私も「夢をあきらめないでいると、必ず実現するものなんですよ」って話しました。

ハト豆: 準備もたいへんだったでは?

岡 田: 全部一人でやったので、たいへんでした。
設計から調度品から、細かいものもいろんなところを回って揃えて、とにかく短期間でいろんなことをやって8月にオープンしました。

ハト豆: それが52歳の時ですか?

岡 田: はい。
たいへんなんだけど自分でやり始めたので愚痴はこぼせないんですよ。
家庭はそのまま変えちゃいけないと思ってるから、ちょうど息子も就職したばかりのときだったので、みんな寝静まってから片づけにきたりしてましたね。
もう夢中でした。逆に素人だから、できたのかもしれませんね。
知り合いの築地の社長さんも力になって下さって、仕入れも直にやって下さって、お刺身の切り方などもいろいろ教わりました。
それで洋風のものや和風のものなどのメニュー構成も考えました。
出しも手作り、ケーキにしてもみんな手作りしてるんです。
どこかへ習いに行ったわけじゃないんですが、自分だったら、絶対これがいいなと思うのをメニューにしちゃったんです。(笑)

ハト豆: 主婦だから、なんでも作れますからね。

岡 田: そうなんです。
食べたあとは甘いものが欲しくなると思うし、今日は洋風だけど、明日は和風が食べたいとか思うわけですよ。
だから和洋折衷なんですよね。

ハト豆: ランチが中心なんですか?

岡 田: ええ、でもランチという時間を決めちゃうのが嫌なので、一日中いつでも食べられるようにしてます。
隣が公民館なんですが、食べるところがあまりないので、お年寄りもいるし、いろんな人のニーズに合うように和風も取り入れています。
お茶も煎茶セットとか、抹茶セットもあるんですよ。
いろいろと試行錯誤しながら、やってきました。



ハト豆: 人気メニューは?

岡 田: 築地直送の「海の幸どんぶり」とか、カレーも人気があります。
カレー屋さんだと思って間違えて来る人もいるんですよ。(笑)

ハト豆: 喫茶よりも食事に来られる方が多いんですか?

岡 田: 両方ですよね。
でも、何のお店か分からないみたいで入りにくいみたいです。
一度入ればもう全然大丈夫なんですけどね。

ハト豆: 西公民館を利用するお客さんが多いんですか?

岡 田: 多いですね。
お稽古ごとをした後に必ず寄るという方が多いですよ。



ハト豆: 可愛いメニューですね。

岡 田: お友達のイラストレーター・うさみのぶこさんが全部書いてくださってるんです。
可愛いでしょ。

ハト豆: 女性客が多いですね。

岡 田: そうですね、圧倒的に多いです。年齢的にも40代、50代、60代ですね。
子ども連れの方も来ますが、子育てが終わった中高年が多いですね。
みんな、のんびりおしゃべりしていかれる方が多いです。
ギャラリーも最初からやってたんですが、ゆっくり癒される場所を目指してたんですね。
それとアマチュアの方たちの手作り品を展示するところが意外になくて、気軽に飾れる場所があるといいなと思って、その場所を提供したいなと思ってたんです。
それで最初からピクチャーレーンを作りました。
こういう作品があると話題の一つににもなるし、いいんじゃないなかなと思って...。
飾る人も楽しめるし、お客様も楽しめるし、私たちももちろん楽しめるし、三者がみんなが楽しめるのでやって良かったなと思ってます。

ハト豆: ギャラリーは定期的に変わるんですか?

岡 田: 壁面ギャラリーは月に2人入っていただいてます。
前期、後期に分けて展示してます。
水彩、油絵、写真とか、タペストリーとか限られちゃうんですけど、9月前期は大久保由美子さんの「メタルワークとワション小物」、手作りコーナーは李景愛さんの「華糖離石展」、チェアーコーナーは笹原澄子さんの「トールペイント展」をやってます。



ハト豆: 地域のコミュニティカフェみたいな感じですね。
ジャズライブはいつからやってるんですか?

岡 田: 3周年のときからです。
みんなに感謝の気持ちを込めて開催したんですが、ライブに出演してくれた人もみんな「楽しかったなあ、毎年やろうよ」ということになって、それから毎年やるようになったんです。
今は年2〜4回くらい開催しています。
市長さんも参加してくださって、歌ってくださることもあるんですよ。
9月8日には工藤慎太郎さんのティータイムコンサートを2時から開催します。
工藤さんは川口出身のシンガーソングライターで、まだ路上ライブをやってる頃に「すごく上手が人がいるので聴きに行こう」って言われて、聴きに行ったんですよ。
それで「うちでやって貰える?」って声をかけて、2度ばかりやって貰ったことがあるんです。
2006年にメジャーデビューして、日本有線放送新人賞を受賞してるんですよ。

ハト豆: 「茶色の小びん」を始められて13年目ですね?

岡 田: やって本当に良かったと思います。
良かったとつくづく思うのは、3年前に主人が亡くなったんですね。
そのときにお客さまに助けられて、元気を貰いました。
主人には自分のやりたかったことをやらせてくれたという感謝の気持ちもありますし、これがあるからお客さまの前でも沈んだ顔を見せれられないし、却って元気でいられます。
寂しいけれど、主人の母が93歳でいますので、2人で老老介護ですけど、元気にやってます。
この店は私の生きた証でもあるんですよね。



ハト豆: 52歳だと何かをやるときには遅いかなという年齢ですものね。

岡 田: みんなにはよく言われますよ。
「更年期障害になるっていうのに、よくやるわね」って。(笑)
でもやり始めるのに遅くはなかったかなと思いますね。

ハト豆: これからの抱負は?

岡 田: これからだんだん年を取っていくわけですから、あまり無理をしないで、ここを多目的スペースとして使っていければいいなと思ってます。
空いた時間をお稽古ごとに使ってもらうとか、ライブやいろんな講座をやるのもいいなと思ってます。

ハト豆: いいですね。
これからもがんばってください。
今日はありがとうございました。



☆茶色の小びん
川口市飯塚2ー4ー1(川口駅より徒歩5分)
電話   048ー252ー0500
営業時間 11:00〜19:00
定休日  日曜・月曜・祝




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