目次へ

ハト豆ねっと


オモシロ たんけん倶楽部



オモシロ たんけん倶楽部

川口がもっともっと好きになる
『川口すごかるた』
 
      ができました



"郷土愛を育み、川口がもっともっと好きになるカルタ"
川口の歴史や文化がいっぱい詰まった『川口すごかるた』が完成しました。
作ったのは、市民団体の川口すごかるた制作委員会。
川口の魅力を再発見し、郷土を愛する心を育てて行きたいと活動する
盛人大学・地域デザインコースの卒業生を中心としたグループです。
絵札は市内の小中学生から募集し、完成までに約2年。
市民の意見を聞き、絵札を募集して、寄付金をつのり、メンバーたちの熱い熱い思いと情熱で、ようやく完成にこぎつけた『川口すごかるた』。
そこで川口すごかるた制作委員会・委員長の福井千波さん(42歳)に完成までの苦労話などをを聞いてみました。


代表の福井千波さん


「わぁ、可愛い!素敵なカルタね」
表紙のデザインに使用されているのは100枚の子どもたちの絵です。
700枚以上の応募作品のうち、絵札に採用されたのは46枚。
デザインを担当した福井さんは、採用されなかった子どもたちの絵もなんとか使いたいとカルタの箱のデザインに、その絵を入れることを思いつきました。
そこで2次審査に残り、採用されなかった絵を表紙に使いました。
福井さんの2人のお子さんも応募したそうですが、
「息子は落ちて、娘が受かったんです。ですから落ちた子どもの気持ちもわかるので、落ちた子どもたちの絵を使ってやりたいと思いました。とてもいい絵がいっぱいあるんです」
と福井さん。福井さんはデザイナーの仕事もされています。


川口すごかるた


『すごかるた』の制作を思いついたのは2年前。
平成26年度の川口盛人大学の地域デザインコースの卒業生だったメンバーは、卒業プレゼンに『川口すごかるた』の制作を発表しました。
地域の活性化のために何ができるかを、様々な角度から研究する中で生まれたのが、昔ながらの「かるた」と「すごろく」を合わせた「すごかるた」。
子どもから高齢者までが楽しめ、家族・地域・学校など、大勢の人が一緒にできるかるたを通じて、郷土の歴史・文化を子どもたち世代に伝え、郷土愛を育むことを目的にした壮大な夢です。
実は、福井さんは群馬県の太田市出身。
群馬では、県民なら誰もが知っている『上毛かるた』の存在がありました。
「埼玉では『彩の国21世紀郷土かるた』があるし、旧鳩ケ谷市や蕨市でもかるたがあるのに、川口には何で郷土かるたがないのだろう」
そこで上毛かるたのように、かるたで郷土愛を育み、川口をもっともっと好きになって貰おうと考えたのです。
このプレゼンは、「地域活性化の現実的手法」となり、川口すごかるた制作委員会が誕生しました。
メンバーは卒業生を中心とした20名。
一番若い福井さんから78歳まで、年齢層に幅はありますが、みんな経験豊富で前向きな人たちばかりです。

川口すごかるた制作委員会の皆さん


「市民なら知らぬが恥」ー街を知ればもっと街が好きになるー
をテーマに、まずは読み札作りから始めました。
市内10地区の均衡に配慮しながらキーワードを作り、読み札の案を作り、チラシを作って市民からの意見募集を積極的に行いました。
フェイスブックやツィッター、FMかわぐちにも取り上げられ、読み札(案)を参考にして、他にあったらいいと思われれるキーワードや内容を募集し、広く市民の意見を取り入れたのです。
読み札の完成までに1年、今度は絵札の募集です。


みんなの絵がかるたになる!!
平成28年度川口市文化振興事業助成事業の助成金を貰い、教育委員会や学校にも協力して貰って、絵札の絵は市内の小中学生のみなさんに応募して貰うことにしました。
募集期間は昨年の夏休み。夏休み期間を利用したことで、夏休みの宿題にしてくれた学校もありました。
そして、集まった絵はなんと700作品以上。
いきいきとした素晴らしい作品ばかりです。
その中から1次選考、最終審査を経て46枚の絵札が選出されました。
最終審査には、アトリアの学芸員や美術の先生など専門家による絵札選考委員会にお願いをしました。


それから、『みんなで作るかるた、みんなで贈るかるた』小中学校へ郷土かるたをプレゼントしよう!!
と始めたのが、寄付金の募集です。
助成金の10万円の他に、足りない分を会員はもちろんのこと、企業や個人にお願いしました。
印刷代もできるだけ安く出来るところを探し、交渉し、頭を下げて、やっと念願のかるたが700セットでき上がりました。
市民みんなを巻き込んで出来上がった『川口すごかるた』。
川口の魅力がぎゅっと凝縮された郷土かるたです。
このかるたは、市内の小中学校78校に500セットをプレゼント!
ご希望の方には1500円で販売もするそうです。(観光物産協会で販売)


絵札の表彰式(旧田中家住宅)


絵札の原画展は、旧田中家住宅で2月から3月末まで開催しました。
3月5日(日)には、絵札の絵柄に採用された子どもたちを招待して、表彰式も行われました。
「これはまだ序章です」と福井さん。
今度は、かるたの普及活動とかるたを利用したすごろく作りです。
市内各地を歩くコースを考えたり、歩けばポイントが溜まるなど、いろんなアイデアがあるそうですが、次はどんな展開を見せてくれるのでしょうか。
今後の活躍が楽しみですね。
「川口出身ということに自信と誇りを持って欲しい」と熱く語る福井さん、きっと『川口すごかるた』で川口のことを知れば、川口が大好きな子どもたちに育ってくれることでしょう。


川口すごかるた原画展(旧田中家住宅)




目次へ